2018
07.05
07.05

意外と間違いやすい日本語 破天荒・確信犯 編
「間違えやすい日本語」シリーズも3回目。
今回ご紹介するのは、「破天荒」と「確信犯」です!
「あいつは暴れん坊な破天荒キャラっぽいけど、あれはどう見ても確信犯だよな」
このセリフ、あまり違和感のない人も多いんじゃないでしょうか。
「破天荒」= 傍若無人で暴走しがちな、豪快で大胆な振る舞いのこと
「確信犯」= 悪いこと、駄目なことと知っていながら、わざと行われる行為
前のセリフでは「破天荒」と「確信犯」が、こういった意味合いで使われていますね。
ですが、これは本当の使い方とは全く違うんです!
「破天荒」は本来、「誰もできなかったことをやり遂げること」「前代未聞の偉業を達成すること」という意味で用いられます。
そして「確信犯」の方は、「自分の思想や立場が正しいという考えによって行われる犯罪」という意味です。
「確信」しているのは、「自分の行為が悪いこと」ではなく、「自分の考えが正しいこと」。
元々の意味の方が、ちょっとタチが悪いかもしれませんね……。
「破天荒」と「確信犯」。
最近は特に使い方が間違われやすい言葉なので、ご注意を!
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